HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル

カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル

2012/05/05

 アクシデントでリアバンパーを交換したため、ハセ・プロのマジカルアートシートでカーボン調になっていたリアアンダーパネルがリセットされてしまいました。今回は、同じくカーボン調の 3M ダイノックフィルムを使用しました。装飾用建材のため、素材の質や作業性に優れ、安価に一括購入できます。熱を加えた状態での柔らかさと、平温時の硬さのバランスが最高です。

HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル1

まずはリアバンパーを取り外します。

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続いてリアアンダーパネルを取り外します。4点のクリップと5点のツメで組まれています。

HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル3

※2013/12/01 追記(写真及び解説)

3M からの出荷時は 122cm×50m のため、横幅122cm固定での切り売りが一般的です。私も様々な用途を見越して、数m単位でストックしています。⇒ 楽天ショップで購入しました。

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フィルムに熱を加える際、お勧めはカーボンヒーターです。遠赤外線の効果なのか、一瞬にしてフィルムが熱を持って柔らかくなります。常に作業に最適な状態を作り出せるため、加熱作業という時間のロスを大幅に削減できます。もちろん、自分自身が熱いと感じる前に融けだしてしまうので、注意も必要です。

ヒートガンを使うと、手が塞がる、風で変形する、作業しながらでは火傷の危険も伴う、ということで私は敬遠しています。ちなみにドライヤーの熱程度では役に立ちません。

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一枚貼りで施工しています。短距離での湾曲率が低いので、全体的に難易度は高くありません。

今回のような、湾曲の外側かつL字状の対象に施工する場合、背面側(写真上面)を基準にすると下面側(写真右面)が縮んでしまいますし、逆の場合は、背面側が伸びてしまいます。一般的に、特に目に触れる面は模様の伸縮を避けたいので、今回の場合は、背面側が基準になります。

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下面側です。L字の角から距離が離れる程、縮みの影響が強くなるので、中心辺りは施工に一苦労しました。何度も加熱しながら、縮みシワをスキージで平らにしていく、を繰り返して写真のように仕上げています。

HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル6

背面側の折込み部分です。バンパーとの境目になるので、後から浮いてきたりしないように丁寧に仕上げています。裏側は自由にカットできるので、伸縮の煩わしさはありません。クリップとツメの部分は、後から穴開けカットしています。

HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル6

バンパーに取り付けた状態です。

写真では確認できませんが、マフラー部分は熱の影響を受けやすい上面のみ、回避するような貼り方をしています。それでも、多少なりともマフラー周辺は熱による硬軟化を繰り返してしまいます。デザインとの兼ね合わせも考えつつ、どうすべきかは今後の課題です。

HONDA FIT RS GE8 5MT TYPE R カーボン調シートの貼り付け(1) リアアンダーパネル6

リアバンパーを車体に取り付けて完了です。

クリア樹脂で仕上げられたリアルカーボンも格好良いのですが、このダイノックフィルムのツヤ消し感が私の好みです。