2014/10/18
バックミラーの横に取り付けるため、天井の内装裏とピラー部分を通して配線します。ちなみに、ワイパーの動作範囲に取り付けようと思うと、大分低い位置になり、視界を妨げてしまう、よく聞くお話はFITも同様です。私は視界性と操作性を優先して取り付け位置を決めました。今後、夜間や悪天候など、様々な環境下での撮影映像も公開していく予定です。
配線を通すために、ドアモールとピラーパネルを取り外しておきます。ドアモールは、内張りはがしで軽く引っ張るだけです。
ピラーパネルは、クリップのみで固定されています。ウインドウ上部側を浮かせてクリップが外れたら、引き抜くように取り外します。
※過去の「カーナビ(2) 本体の取り付け」記事にて、助手席側のピラーパネルを取り外した際の、クリップ部分の写真を掲載しています。
アルミワイヤを配線ガイドにして、Mini USBコネクタ側をヒューズボックス近辺から引き上げます。
Mini USBコネクタの終端位置を概ね決めたら、結束バンドを利用してケーブルを仮止めします。
天井の内装裏には、内張りはがしを利用してケーブルを押し込みます。十分な隙間があるので、作業は簡単です。
振動による摩擦や熱からケーブルを保護するため、コルゲートチューブをヒューズボックス側から通しつつ、押し上げます。写真の辺りまで届いたら、既存のコルゲートチューブに結束バンドで共締めします。
ヒューズボックス側のケーブル末端もギボシ端子仕様にして、前の「ドライブレコーダー(1) 配線の準備」記事で作成した変圧器(アクセサリーソケットアダプタ)と接続します。
【注意】接続を間違えて通電すると、変圧回路が破壊されてしまいます。前の「ドライブレコーダー(1) 配線の準備」記事でも記載しましたが、赤黒色の区別はもちろん、ギボシ端子のオスメスのルールを順守して作ると、接続ミスなどの事故が発生し難くなります。
【重要】不慮の機器破損を避けるため、作業の前にバッテリーのマイナス端子を取り外しておきます。
電源は、アクセサリーソケット用のヒューズを利用した、既存の分岐配線から取得しています。平型ヒューズから、黄色い配線が伸びている箇所です。
室内配線は全て、運転席側のカバーパネル上に集めて固定しています。ヒューズボックスに近く、結束バンドを通し易いフックが複数あるので最適です。
ガラスクリーナーで表面を綺麗にしてから、台座の貼り付け及び本体を取り付けます。最後に、配線の微妙な位置調整と結束バンドの本締め、ピラーパネルなどを元通りにして完了です。
【 インプレッション 】
早速、走行撮影からPCでの映像確認まで、一通り試した結論としては満足な製品でした。フルHDの30fpsという仕様性能だけでなく、フォーカスが合っていること、色が自然であること、コマ落ちやノイズが無いことなどを含め、期待通りの綺麗な映像でした。また、マイクの感度も高く、助手席の人間とボソボソ程度で話した声も、予想外に綺麗に録音されていました。専用ビューアでの映像再生では、ウインドウ内のGoogleマップ上に走行位置が表示されるため「あれ?ここは何処だっけ?」は即時解決でき、旅行時などは思い出と共に楽しむことができると思います。ちなみに、デフォルト設定のままでは、発進・停止・右左折など、あらゆる動作でGセンサが過敏に反応してしまい、上書き不可のデータで一杯になり、録画不可になってしまいました。最終的に、Gセンサ記録はOFF、全て上書きモードに設定しました。事故時の映像が上書きされないように、と訴求されていますが、上書きされてしまう程(さらに映像の保管も必要な状況)、事故発生後に長時間の運転をすることは無い、と考えてのことです。もちろん、その他はデフォルト(最高画質)で利用しています。冒頭でも記載しましたが、夜間や悪天候など、様々な環境下での撮影映像も、今後公開していく予定です。
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